正社員

終身雇用が当たり前ではなくなった

企業で働くことになるならば、一般的には正社員として仕事をする方が最も多いです。
会社員という場合には大抵は正社員のことを指しています。
近年では、アルバイトや契約社員、派遣社員といった正規雇用ではない人達と区別するための言い方として正社員が使われるようになりました。

基本的には企業から正規雇用された労働者のことなのですが、法律によって明確に定義されているわけではありません。
正社員には色々な特徴があるため、非正規雇用よりも有利であるとされてきました。
まず、正社員の最も大きな特徴としては、雇用期間が定められていません。

基本的には定年まで雇われて働くことになります。
しかし、近年では終身雇用が当たり前のことではなくなり、正社員であっても退職を要求されるようなことは増えています。
したがって、正社員だから安泰だと考えられる時代ではなくなりました。

賃金に関してはかつては年功序列が一般的となっていましたが、最近では年功序列ではない企業も増えています。
昇進や昇格に関しても、以前までは年齢に応じて徐々に昇進や昇格していくのが当たり前でしたが、最近ではそうでもないです。
実力主義の会社も増えてきており、より多様性のもった人事を行うために、年齢に左右されないような昇進や昇格もありえる時代となっています。

基本的には正社員の方が労働組合への加入率は高くなっています。
また、現在の労働市場では正社員のみがキャリアとして評価される傾向が根強く残っています。
以上のような点が一般的には正社員の特徴として考えられていました。

正社員の状況が変化している

上記のような特徴は最近では例外が増えるようになりました。
特にバブルが崩壊してからの日本では正社員の置かれる環境が変化しており、正社員の採用も抑制されてきており、その他の雇用形態で仕事をする人が増えています。
正社員よりも非正規社員の方が時間あたりの賃金が高いというケースもあります。

以前のように、正社員が絶対的に優位であるという環境が徐々に薄れてきています。
これが悪い兆候だと考えるのか、それとも良いことだと考えるのかは、人によって意見はさまざまです。
これからも少しずつ正社員の状況は変化していくでしょう。

正社員を特徴付ける要素が少しずつ変化しており、段々非正規雇用の社員と区別がつかなくなるかもしれません。
それでも、家計を支える目的として仕事をするならば、正社員として働くのが一番良い選択でしょう。
数ある雇用形態の中でも最も賃金が高くて、労働時間が長いのが正社員の特徴となっています。

ただし、正社員の採用を抑制する企業は増えてきており、社内において正社員が大多数を占めるという環境も変化していくでしょう。