パラレルキャリア

注目を集めている新しい働き方

ダイバーシティの働き方の1つに、パラレルキャリアという新しい働き方をご存知でしょうか。
パラレルキャリアとは経営学者として活躍しているピーター・ドラッカーが提唱している働き方で、本業と社会活動を同時に行い、社会活動で得たスキルを本業に役立てようとする考えです。
副業とは少し違った概念を持っている働き方がパラレルキャリアです。パラレルキャリアを実践している人の中には、お金が目的という方もおり、趣味に関連したウェブショップを運営したりすることも、パラレルキャリアの働き方に入ります。

また、大学に入ったり、留学したり、趣味に磨きをかけるなどのスキルアップもパラレルキャリアの定義の1つです。
最近ではこういった働き方をする若者が増えていて、将来の仕事に不安な現代人の救世主となる働き方と注目されています。

パラレルキャリアを実践している方にはゆとり世代といわれる年齢層が多くいます。
会社の飲み会よりプライベートの充実を優先したいとか、会社はスキルアップの場であるなどと思っているゆとり世代には、パラレルキャリアはピッタリの働き方かもしれません。
パラレルキャリアでスキルアップして良い転職先を見つけることもあり得ます。

新しい人脈が手に入る可能性

パラレルキャリアは、新しい人脈や知識、経験を本業に活かせることが出来るというのが最大のメリットです。
最近では大手の企業の中にもパラレルキャリアを容認する所が増えています。
それは、人脈や知識が広がることで本業でも活躍できる人材になることや、生活が充実することで仕事へのやる気がアップすることなど、企業側にもメリットがあるからです。
また、企業の中には研修としてパラレルキャリアを採用する所も少なくありません。

しかし、短期間で終わってしまうと、経験を忘れて元に戻ってしまうことになります。
企業は定期的に、パラレルキャリアを研修に活用していく必要があります。

個人で社会活動をしたいと思っても、どう始めればいいのかわからない方も多くいるかと思います。
そこで、NPOが推進している事業に社会活動をしたい人材を仲介する、中間支援団体を活用するといいようです。
中間支援団体に登録すれば、自分のスキルや希望に合ったNPO法人などを紹介してもらえます。
NPOなどの事業に参加すると、年齢や職種の違う、本業では出会うことはないであろう、多様性に富んだ方達と様々な議論を交わして事業を進めることになります。

最初は戸惑うこともあるかと思いますが、様々な考えを持った人達と、様々な世界観と価値観を認め合いながら1つの目的をやり遂げることが、自己の成長に確実につながっていきます。
そして、自分の持っているスキルを社会活動に生かすことで助けられる方もいます。
パラレルキャリアは若者が中心の働き方のように思われますが、最近では定年退職をしたシニア世代にも、パラレルキャリアを実践している方が増えてきています。

定年退職後も働きたいという方も多いと思います。パラレルキャリアはそういう方にピッタリな働き方だと思います。
家でひきこもっているより、地域や社会との関わり合いを持っていれば、やりがいのある人生をいつまでも送ることが出来ると思います。
パラレルキャリアの考えは、企業と社会が結びつくことで企業側、社会、社員にも恩恵のある働き方と言えるでしょう。

コメント欄は閉じられています。