定時退社を推進するメリットとは

長時間労働が当然だった人が定時に帰ってみると

1ヶ月あたりの残業時間が80時間を超えると、厚生労働省の定める「過労死ライン」となります。
いわゆるブラック企業と言われる企業になると、残業時間が100時間を超えるというところもあり、そのレベルになると仕事をしていない時間はごくごくわずかな生活のための時間だけとなります。

9時-6時が定時の会社の場合、月80時間の残業では1日平均4時間の残業をすることになりますので、帰宅時間は10時を超えることになります。

夜10時から自由になる場合、そこからできる事というのはかなり限られたものになってしまいます。
せいぜいできて軽く飲食店に寄り、すぐに帰って寝るというくらいのものでしょう。

それが完全に定時に上がれるとしたらどうでしょうか。
単純に考えてそれまで会社に残っていた1日4時間を自由に使うことができるということになります。

6時から自由に時間が使えるとなれば、そこから飲食に行くだけでなく、イベントに出かけたり、ショッピングに行ったり、習い事をしたり、ジムなどで体を動かすこともできます。

以前に長時間労働が普通だった会社に勤務していた人が、転職などによって6時には上がれる環境になったときには最初は時間を持て余して困る、という感想も聞かれるようですが、数日もするとかなり充実を感じるようになってきます。

それまで長時間労働が当たり前だと思っていた人は、それをやめたら仕事が回らないといった強迫観念を覚えたりするものなのですが、案外やってみると平気なもので次第に良さがわかるようになってきます。

定時退社の方が効率が上がる

長時間労働をしている人がよく陥っているのが「長時間労働スパイラル」です。
つまり、前日に長時間働いていると帰宅時間が遅くなってしまうため、翌日出勤しても午前中は集中力を取り戻すことができません。

エンジンがかかってくるのは午後に入ってからあたりになるので、結局ダラダラと仕事を続けることになり気がつけば夜10時といったようなことになります。

人が1日のうち集中できる時間というのは限られていますので、長く労働をすればするほど時間あたりの効率は落ちていくということにもなります。

気持ちが集中できなくなってきたと思ったら、そこで作業を切ってさっと帰ってゆっくり休んだ方が翌日の作業効率を高めることができます。

同じ作業であっても、ダラダラ2時間かけることもあれば、さっと1時間ですませることもできます。
とりあえず定時で退社をするということは、同じ作業を素早く仕上げるためのコンディションを作り上げることにもつながっていきます。

早く上がったら仕事が回らないというのは、案外本人が思い込んでいるだけのことかもしれません。

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